必要最小限だけど、手元にあると安心できる。
そんな“持ち歩きの基準”が、私にとってのEDC(Everyday Carry)です。
EDCとは「毎日持ち歩く道具」のこと。
アメリカのミリタリー趣味から広まった考え方ですが、「本当に必要なものだけを持つ」というミニマリズムとも相性が良く、今ではライフスタイルや目的に応じて、自分に合ったアイテムを選んで持ち歩くというスタイルが定着しつつあります。
私も高校生の頃、鍵束にライト(マグライト ソリテール)をつけて持ち歩いていました。
今振り返れば、それが私なりのEDCの原点だったのかもしれません。
社会人になってからは、ライトやツール、現金など「あると便利な道具」を見直し、持ち歩くアイテムを少しずつ整えていきました。
それらをまとめて収納する手段として、EDCポーチにも自然とたどり着いた──そんな流れです。
自分が「必要だ」と感じたもの、そして「持っていて気分が上がるもの」を選んでいき、
今では、スマホとこのEDCポーチさえあれば困らない。そんな日常が定着しています。
今回は、2025年7月時点の「私のEDCポーチ」の中身と工夫についてご紹介します。
これからも、使いながら進化していくポーチの記録として、ひとつの節目としてまとめました。
EDCポーチの紹介
現在、持ち歩いているポーチはsûdsns(スーデザインズ)のマルチポーチとなります。

ブランド名とロゴデザインが変更されたため、現在販売されているものとはロゴデザインが異なります。
「sûdsnsは、機能とデザインのちょうどいいバランスを大切にしています」 -noteより抜粋-
この一文にマルチポーチの特徴が集約されており、サイズ感や収納力がまさに「ちょうどいい」のです。
これまでいろいろ収納場所を変えたりしながら、現在の形に落ち着きました。
三角カラビナ

キーポケット

鍵を収納できるスペースです。
私はアパートなどの鍵をつけています。
取り付けタブに直接装着すると取り出しにくいので
釣りで使われるスイベルを間に挟んでいます。
前面ポケット

カードを収納できるファスナー付きのポケットです。
私の経験では3枚までは無理なく収納できます。
私は免許証やETCカード、マイナンバーカードを
収納しています。

前面ポケットのジッパータブには
蓄光のコードを取り付けています。
ジッパーを引きやすくするためと
暗い場所でマルチポーチの位置を
示すという意味を持たせています。
小銭ポケット


浅めに作られており、小銭が取り出しやすいよう工夫されています。
私の経験ですが、硬貨15枚は収納可能です。
お札ポケット

ここには二つ折りにした紙幣が収まります。
最近はキャッシュレス決済が普及していますが
現金決済のみというお店もまだあるので
対応するために持ち歩いています。
また、もらったレシートを折りたたんで
収納するときもあります。
裏面ポケット

2つめのカード収納ポケットです。
このポケットはカードを取り出さなくても
タッチ決済に対応できます。
そのメリットを活かすために、クレジットカードを
収納しています。
使ってみた感想
出かける際に持ち出す荷物が減り、身軽になりました。
以前は長財布を持ち歩いていましたが、サイズ以上に存在感があり、
近所のスーパーへの買い物など、ちょっとした用事でもバッグが必要になってしまい、時にそれを煩わしく感じることもありました。
現金での決済は少なくなってきたこともあり、思い切って長財布を断捨離。
現在は、少額の現金をポーチに入れて持ち歩いていますが、現在のところ大きな不便を感じていません。
クレジットカードのタッチ決済に対応している場所では、カードを取り出す必要もなく、
ポーチ背面のポケット部分をタッチするだけで決済が完了するのは非常に便利です。
もちろん気になる点がないわけではなく、二つ折りにしたお札はやや取り出しにくく感じます。
ただ、「お札の出しやすさ」と「身軽さのメリット」を天秤にかけたとき、私は迷わず後者を選びました。
まとめ|“自分の快適”を詰めたポーチ
毎日使う道具だからこそ、持ち歩くものは「自分にとって本当に必要なもの」に絞りたい。
そんな思いから少しずつ中身を見直していき、いまのEDCポーチにたどり着きました。
鍵・ライト・現金・カード──すべてを1つにまとめたことで、
バッグなしでも動ける日が増え、日常のちょっとした煩わしさが減りました。
持ち物を見直すことは、暮らしの優先順位を見直すことでもあると感じています。
そして、このポーチも使いながら、これからも少しずつ形を変えていくはずです。
あなたが毎日持ち歩いているものは、どんなものでしょうか?
「これだけは手放せない」と思えるアイテムが、きっとあるはずです。
▼EDCや備えの考え方についてはこちらの記事でも触れています
→ モノを増やさず、備える。シンプリストが実践するフェーズフリー防災のすすめ
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