かつてチタン素材のアイテムを集めていた時期がありました。フラッシュライト、ポケットツール、お箸──そのコレクションのひとつとして手に入れたのが、NITECOREのチタン製ホイッスル「NWS10」です。
当初は趣味の一環でしたが、ちょうどその頃に熊本地震が発生し、防災の備えとしての意味合いも加わりました。
それから約10年、毎日持ち歩き続けましたが、最終的にはより軽量なMIYAGEN 3D WHISTLE 2gに乗り換えました。この記事では、長く使って感じたNWS10の魅力と、乗り換えに至った経緯を正直にレビューします。
NITECORE NWS10の特徴
TC4チタン合金製で、壊れにくく錆びにくい
本体素材にはTC4チタン合金(チタン×アルミ×バナジウム)が採用されています。鉄の約2倍の強度を持ち、錆びにくく海水にも耐える耐食性が特徴です。
「いざという時に壊れていた」という心配がなく、約10年持ち歩いても外観の劣化をほとんど感じませんでした。

500円玉2枚分のサイズ感。わずか5gで携帯性抜群
サイズは52×7×7mm、重さはわずか5g。鍵やツールと一緒に持っていても邪魔にならず、ポケットに入れていても存在を忘れるほど軽いです。

最大120デシベルの大音量
これだけコンパクトながら最大音量は120デシベル。高音域が出やすく、周囲の騒音に埋もれずに広範囲へ存在を伝えられます。建物内での救助要請・災害時の合図にも十分対応できる性能です。
気になったところと注意点
携帯性を重視した設計の分、使い方にはややクセがあります。
内部に玉がない構造(ピー音タイプ)のため水に濡れても使用可能ですが、その反面、強く吹かないと音量が出にくいと感じることがありました。金属製ホイッスルは総じてこの傾向があり、緊急時に力が出にくい状況では少し気になるポイントです。
また、個体差によっては内部の樹脂製パーツが外れる場合があります。私の個体でも緩みがあり、接着剤で固定して補修しました。

音が鳴らなくなった場合は、内部を確認してみるとよいかもしれません。
まとめ|“使わないで済む”ことを願って、でも常にそばに
NITECORE NWS10は、チタン製の質感と防災性能を両立したホイッスルです。約10年間、毎日持ち歩いても劣化を感じさせない耐久性は本物で、趣味の延長として備えを持ちたい方には今でも魅力的な選択肢だと思います。
最終的には「吹きやすさ」と「より軽い存在感」を求めてMIYAGEN 3D WHISTLE 2gに乗り換えましたが、NWS10が劣っていたわけではなく、自分の使い方が変わった結果です。
使う機会がないことがいちばんですが、いざという時の備えとして、普段から持ち歩けるデザインのホイッスルを一本持っておくことをおすすめします。


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